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日経平均半値戻しは前値戻しという見方は本当か?

11月に2万3300円の高値をつけたとたんに外人勢が売り浴びせて去っていった日経平均はいまも上下に結構大きな振幅をともなってブレの多い相場状況になっています。

2万3300円という数字はかなり市場でも意識されていることから簡単にこの値を飛び越えて上昇する相場にはならず、年末を迎えてもいまひとつはっきりしない状況が続いています。

そんななかで日経平均は半値戻しから前値戻しに向かうのではないかといった驚くべき見方をする市場関係者が非常に増加しつつあることが気になります。

まあ値が上がるとどこまでも楽観的な相場観が登場するのが東証に関わる株式アナリストの定番になっていることも事実ですが、今回はもう少し冷静に相場を見ている層からもこうした話が飛び出し始めているのです。

チャート形状からいくと全値戻しはありうるという見方

これは日経平均のチャート形状を1985年から調べてみた結果といわれているようですが、この形が1925年、つまり大恐慌前後から今までに至るダウの軌道とよく似ているからだというのがその大きな根拠になっているようです。

確かにあらゆる金融市場でのチャートの動きを形でとらえてそれが似ている相場が同じような動きをするという分析手法は最近のAIにおけるディープラーニングやGPUを使った分析にも頻繁に登場していますから必ずしも否定できない状況ではあります。

しかし日経平均の場合国内の株式動向のみならず米国の株式市場の影響を非常に強く受けていることから、米国で10年に1回は必ず起きている大暴落があればまた巻き込まれて形状に大きな変化が生まれることも考えられ、この発想を頭から信用してかかるわけにもいかないのが現状になっています。

日銀のETF買いによるむちゃくちゃな下駄ばき状態も問題

また日銀が4年前から実施しているETF買いで大きな下駄ばき状態が生じていることも気になるポイントです。

足元の相場はおよそ5000円程度日経平均に下駄を履いているのが実情で、ここまでやってこれしか上がらないということも大きな問題といえます。

つまり出口戦略で、買ったETFをすぐに売らないとしても今後の買い付けをやめることがきまった途端に相場がずるずる下がることは容易に予想でき、こうした問題がまったく考慮されていない点も気になります。とはいえ、日経平均にも異常な楽観論が飛び出し始めていることは間違いなく、いい意味でも悪い意味でも注意が必要になってきている状況です。

 

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