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感謝祭を経てもドル円ロングを減らさなかった投機筋

さすがに為替市場もFOMC,ECB理事会をこなして18日からの週はほとんど動きが出なくなることが予想されていますが、ひとつ意外だったのはCFTCの15日の発表でドル円のロングが結果的に大きく減ることもなく投機筋保有が延々と続いているということです。

CFTCが15日発表した12日時点の建玉報告によるとCMEの通貨先物市場で投機筋のドル円のロングは11万4123枚と前回の11万4267枚から144枚減少しておりほとんど減っていない状況です。

また、ユーロドルのロングは11万3889枚と前回の9万3106枚から2万783枚増加しており、むしろドルは対ユーロでは下落しそうな雰囲気になってきています。

単純にドル安という見方でもない投機筋

このCMEの数字を見ていますと、ドル円は今後上昇する可能性がまだあるとみている投機筋が多いように思われます。

もちろん利上げを進み、FRBの資産縮小も続いているわけですから、多くの市場参加者がドル円は上昇するとみているのは納得のいく話で、投機筋はあえてこの年末にむけて保有枚数を減らさないままにしていることが窺われます。

ただ、一方でユーロドルの世界ではユーロ高ドル安が展開するとみている向きが多く、単純にドルストレートでドル高というわけでもないところがなかなか相場をわかりにくくしていると言えます。

ドル円の場合にはここからどんどん上昇すると見込んで売りがでないのか、ある程度値が戻ったところを見計らって処分したいと思っているのかがよくわからないところですが、これだけたまったドル円ロングがはけないということはこの先逆に上値を抑える可能性もあるだけに、ここから相場がどう動くか次第でさらにその先の動きが変わりそうな気配濃厚です。

年末相場はクリスマス明けから徐々に動きだしますが、やはり本格的に流れがでるのは年明け早々となりそうですから、それまでに調整売りがでないのかどうかも非常に気になるところといえます。

今年はFX市場のみならず禁輸市場全体がアノマリーの影響を受けずに勝手に動いてしまった感が強かったといえますが、年末もやはり同じように独自の動きがでてくるのか、ある程度年末らしい形に収斂するのかどうかが注目されるところです。

ドル円の場合にはよほどのことがないかぎり今年は陰線引けでお仕舞いになりそうですが、年明けは例年相場が転換して下落で始まるといったことも多いだけに果たして年末どのレベルで年を越すことになるのかも非常に関心の高まるポイントとなりそうです。

 

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