中国人民元対ドルで7元を超えて上昇するビットコイン

週明けの東京タイム、中国人民元の対ドルレートが常に維持されていた7元を抜けて元安が進んでいます。

中国側が故意にやっているわけではないという見方もありますが、管理相場であるわけですからなにがなんでも7元を抜けさせないようにすることもできているはずで、やはり米国の幅広い関税実施に対する対抗措置の意味合いが暗に含まれている可能性は否定できません。

いまのところ中国人民銀行は強力な介入で価格を戻す動きにはでていないようです。

ところでこれとタイミングを同じくして5日の東京タイムに大幅に上昇しはじめたのがビットコインで、対ドルでも対円でも大きく値を上げる動きになっています。

相変わらずリアルタイムでは誰がどこの国から買っているのかといったことはわからないわけですが、今後元安が続くことになれば資金を他国の通貨に逃がしたくても規制があって逃がすことのいできない中国本土の国民が多くビットコインに資金を移行してくる可能性がありそうで、ここからの相場の動きにかなり注意していきたいところです。

実際本日も中国人民元のレートが決まったあたりからビットコインの相場が上昇に向けて走り出していますから、なんの関係もないわけではなさそうで、法定通貨からこうしたビットコインへの駆け込み逃避というものが進むことになれば今後ビットコインは思わぬレベルへと上昇することも期待できそうです。

8月というのはアノマリー的には決してビットコインの価格が上昇する時期ではないわけですが、政治的な情勢の変化などがあれば8月でも十分に上昇することが確認できたわけで、ここからの相場が非常に注目されるところです。

中国にとっては確かに人民元のレートを下げれば貿易摩擦や関税の負担を軽減することは可能になるわけですが、その一方で外資の資本が大きく流出するリスクも伴うので簡単には行わないのではないかとの見方がこれまでの主流となっていました。

しかし今トランプが仕掛ける関税攻撃はすでに経済を利用した戦争ともいえる状態ですから、なりふり構わぬ動きにでることは十分に考えられる状況です。

中国は米国債を大量に保有していますのでこちらを売るといったことになると債券価格が暴落する可能性もあり、為替にもかなり大きな影響がでるだけに米中の応酬がどのようなレベルまでエスカレートするのかは相当気をつける必要がありぞうです。

 

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