米国株式相場と債券の関係の興味深い考察

債券金利が上昇しても株式市場の価格が上昇するという状況は決して不思議なものではなくバブル期などは日常的に見受けられるシーンになります。

足元の米国株式市場はまさにこの状態で、債券金利が上昇してきてまったくお構いなしに相場はじり高を續けている状況にあります。

しかし、少し短期から中期に視点を移すと、常にこうした状況が持続しているわけではないことがわかってきているというのです。

 

4四半期連続で金利上昇下株が上昇することはない

ここでなかなか興味深いデータが話題になっています。

それは過去30年におよぶ米国の株式市場を分析してみると株価と国債金利が4四半期、つまり1年以上連続して同時に上昇したことはないとう事実です。

これは米国のアナリストが実際に確認しているデータになりますが、この法則が足元の相場でも生きているのならば、この先半年以内に債券利回りが下落するか株価が下落する可能性が高いのです。

継続した利上げ局面にある米国では債券金利が大幅に上昇することないとしても、ここから下落に転じるとは考えにくく、結果的に株式市場のほうが下がる可能性が高いとの見方が出始めているのです。

 

イールドカーブのフラット化を指標とするよりかなり現実的

債券市場では依然としてイールドカーブのフラット化や逆イールド化が経済の先行きを表すネガティブな指標としてワークするのではないかが話題ですが、この債券金利と株価との4四半期の関係はさらにプラクティカルなものといえ、今年の相場では引き続き注目されそうな状況です。

すでに昨年から債券金利は10年債で徐々には上昇していますが、春先以降になるといよいよ4四半期を超えることになりますから、果たして株と債券のどちらが調整することになるのかが非常に興味をひくものとなりそうです。

足元ではすでにバブル相場の末期状態を彷彿とさせるような相場の動きが見え始めていますが、ここからどれだけ冷静に相場の状況を見極めることができるかが今年の投資で勝利を収められるかの大きなポイントになりそうです。

ベンチマークとなりそうな情報については引き続き興味をもって確認していく姿勢が重要になります。

市場参加者がほぼすべて同じ方向を向いたときは極めて危ないタイミングであり、一昨年のトランプ勝利の時も市場の予想が100%覆る結果となり米系ファンド勢もそれなりの損失を被っているといいます。

相場では常に参加者の視線とは逆さまの方向注意しておくことが肝要です。

 

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