日銀政策決定を受けて売りが出たドル円

23日の日銀政策決定会合の結果発表は同日12時過ぎに現状維持ということが伝えられましたが、一瞬上昇したドル円は激しく売られることなり瞬間的に110.50円台まで下落するという不思議な動きを示現することになってしまいました。

何も追加の措置がないということでアルゴリズムが売りに回ってしまった可能性はありますが、少なくとも緩和継続なわけですから売り向かう内容ではなく、なぜこうした動きになるのかが理解できないイベントとなってしまいました。

 

結局総裁会見で111円台に復帰

同日午後3時半からはじまった黒田総裁の会見では、先般の買いオペ減額による出口への市場の思惑を払拭するために、いまのところ出口戦略については検討する段階に至っていないと明確に発言したことからドル円は111円台に回復する動きを見せています。

ここから海外時間にむけてさらに上昇することになるのかどうかは不明ですが、一旦日銀の口から緩和の出口を模索する動きがないことが語られたことでドル円の円高に終止符が打たれることになるのかどうかが注目されるところです。

やはり市場はECBの出口とともに日銀がこのまま緩和措置を継続するのは難しいのではないかと強く見ていることがこうした背景にあるようです。

しかし、国債の発行額が既に1100兆円レベルになっている状況下では金利そできるだけ下げておくことが財政負担を軽減するための唯一の策であることは間違いない状況であり、海外の投機筋の思惑と現実におかれている状況にかなりがギャップがあることが窺えます。

 

日銀会合を経て市場の注目はECB理事会へ

米国の政府機関閉鎖も一旦解除され、日銀の政策決定会合もこなしたことから、市場はいよいよ今秋木曜のECB理事会の結果発表とその後のドラギ総裁の発言を注目していくことになるものと思われます。

既にECB理事会を意識してユーロは再び買われる状況になってきており、ECB理事会を前にして1.23を突破しかねない動きになっています。

ただ、EU側では直近のユーロ高に懸念を示す要人が非常に増えていることから、なんらかのけん制発言が飛び出すことは十分に考えられ、ドラギ総裁の発言次第では大きくユーロが売られるリスクも考えておく必要がありそうです。

ドル円はユーロ円についていくのかドルの強含みを反映して上昇するのかまだはっきりわかりませんがいずれにしてもそれなりの動きが示現することだけは間違いないことから25日夜の特に夜10時半からスタートするドラギ総裁記者会見には十分な注意が必要です。

 

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